ベトナムのおかってが７時間バインセオを焼き続けた結果
月に数回、ベトナムのおかっては料理教室を飛び出して「ベトナムごはん」を作りに出動します。今回は京成大久保駅側のギャラリー林檎の木andRさんへ。
タイトルだけで賑やかなイベントだったというのが伝わりますでしょうか。
5月6日、火曜日。
天気はあいにくの雨…だったのに。
「andRさんでのイベント、だれも来なかったらどうしよう」
「せっかくバインセオ7時間分、気合いで仕込んだのに」
そんな不安をよそに、
＼＼ まさかの 大・盛・況 ／／
雨の中、ほんっとーーにたくさんの方にお越しいただきました。
andRさんが外にテントを張って、提灯を飾って
2日がかりでつくり上げてくれた空間が、もう最高すぎて。
イベントにかける思い、本気の演出。
そして cafe bone（カフェボネ）さんが入口でお出迎え。
すでに「いらっしゃいませの優しさ」が漂ってる cafe bone（カフェボネ）みっちゃん。
美味しいコーヒーはもちろんの事、お客さまを楽しませてくれる 。
みっちゃん のトークも絶妙で 何杯でもおかわりしたくなる おしゃべり力。
そしてそのトークを後ろからそっと支える、めぐみさんの気配り。
まるで名バリスタと名マネージャーの共演。台所まわりの連携もナイスでした。
で、cafe bone（カフェボネ）さんの コーヒー、実は今回が お初だったのですが…
香りもよくて、まろやかで、でもキレもある。
身体の、細胞のひとつひとつにcafe bone（カフェボネ）さんの優しさが沁みる。
なんというか、人のやさしさ を焙煎したような味。最高！
というのもこの日、７時間バインセオを焼いたベトナムのおかって。
cafe bone（カフェボネ）さんの コーヒーが とにかく沁み、回復アイテムとなりました。
ひたすらバインセオを焼き、
フライパンの熱と、会場の熱気、全体の一体感に生地はカリカリ！心躍る空間。
そして。
現地感120%の音楽で盛り上げてくれる音楽隊長は「ハレマルレコード」さん。
つい最近、ベトナムに行ってきたという「ハレマルレコード」さんと
ホイアンの世界一美味しいバインミーの話で盛り上がり、
イベントって、料理や飲み物、音楽や空間はもちろん大事だけれど やっぱり 一番の魅力は「はじめましての誰か」と出会って それぞれ の物語がちょっとだけ交差する事なんだと思う。
この日、はじめてご一緒した「ハレマルレコード」さん。
音を奏でる人と、料理を作る人。
ベトナムに思いを馳せるふたりが たまたま 同じ日に、同じ場所にいた奇跡。
そういう偶然のあたたかさ、ふと胸が熱くなる夜でした。
バインセオに込めたベトナム愛
私は南部ホーチミンで暮らしていたことがあるので、バインセオにはちょっとばかしうるさいんです。
サクッと焼けた瞬間の快感
ハーブが森のように生い茂る様
甘酸っぱくてちょい自分の人生とも重ねたいヌクマムだれ。
そう、これを…どうしても…みんなに…体験してほしかったんですよ！！
しかも会場では
「バインセオの“バイン”って何ですか？」とか
「食べ方わかんないよ〜」とか
いろんな質問が飛び交い、私、気づけば…バインセオ親善大使 になってました(それがやりたかった事）。
京成大久保 ギャラリー林檎の木andRからうまれるベトナム料理
初めてベトナム料理を食べた方も沢山いて
「これ、ファーストベトナミーズフードです」って言ってくれた方も。
…そっか、
あなたのベトナム初体験が「ベトナムのおかって」なんだ。
…あれ、急に責任重大なんだけど…！
でも、そんな大切な場を一緒に作ってくれたのは、
イベントを企画してくれた皆さんのお陰で
なにより来てくださった方のおかげです。
ホーチミンのナイトマーケット
日が暮れるにつれ、人が増えて笑い声もどんどん大きくなって、
まるでベトナムのナイトマーケットのようでした。
（雨なのに！日本なのに！）
あぁ、なんかもう…
「料理教室」だけじゃ伝えきれないことがあるって思いました。
これからも、教室の外へ、街へ、イベントへ、
バインセオ片手に飛び出していきたいです。
最後にお越しくださった皆さま、そしてこの文章をここまで読んでくださった皆さま、
本当に、本当に有難うございました。
ベトナムのおかって
ほし じゅんこ（7時間バインセオを焼いた女）
INFO
ギャラリー林檎の木andR
〒275-0012 千葉県習志野市本大久保３丁目８−３ 1階
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