
Món ăn Việt nam
ばえる!エモい?
でも名前は「おばけごはん」
MENU
- ウエルカムドリンク
- フエのまぜまぜごはん(Cơm Âm Phủ /コムアンフー)
- 小皿蒸し餅
- あさりのピリ辛いため
- ベトナムコーヒー
※ウエルカムドリンクは変更の場合がございます




フエのまぜごはんに名前をつけたら「おばけごはん」だった件
名前だけ聞くと「ヤバいやつ」ですが、味はむしろ「やめられないやつ」。
それがベトナム中部フエのまぜまぜごはん Cơm Âm Phủ (コムアンフー)なのです。
とにかく 映えてエモいのです。

そんなフエのまぜごはんの話聞いてください。
Cơm Âm Phủ (コムアンフー)
直訳すると「おばけごはん」「地獄ごはん」英語では 「Purgatory Rice」煉獄の米って.....
いやいやいや。
ちょっと待ってほしい。
完全にホラー映画のタイトル。
「〇〇村の呪い」みたいな感じで、2時間後に全員消えそうな名前。
これ、ごはんですよ?普通に美味しいし。
フエの皆さん、地獄とか煉獄とか、そんなヘビーな名前つける必要ありました?
もう少しこう、「夜のごちそう」とか、「深夜の贅沢ごはん」とか、
もっとこう、食欲をそそる名前にできなかったのか?
ではなぜこの料理、そんな パンチの効いた名前 を背負う羽目になったのか?
それには、いくつかの“深夜テンション都市伝説” があるんです。
そのあたりの真相を──
フエ旅で撮った思い出写真なんかを挟みつつ、
ひとつずつ、ゆっくり丁寧に紐解いていきたいと思います。
あ、安心してください。
長いです。めちゃくちゃ長いです。
なので「ちょっとヒマな夜」とかに読んでもらえると助かります。
おばけのくせに、話が長いんですこの人。
で、そのあとにね、
「……え、ちょっと習いたいかも」ってなると思うんですよ。
「おばけごはん、作れたらウケるな」とか言いながら。
で、「おばけごはん習いたいなー」からの、
「ベトナムのおかってに行ってみたいなー」になって、
気づいたら予約ページ開いて、手配完了してる。
そういう未来、全然あると思います。
では、紐解き行きまーす!
【Chapter 1:深夜テンションの産物と言われる説】
まず1つ目に20世紀初頭、フエの空き地にできた屋台が発祥と言われてます。
場所は、娯楽街とフランス軍の駐屯地のあいだ。
いわゆる「歓楽エリアの中間地点」。つまり、ど深夜の交差点。
そこに現れた伝説の屋台「Quan Com Am Phu(クアン・コム・アン・フー)」。
営業時間が深夜すぎて、来るお客が
・売春婦
・ギャンブラー
・劇場帰り
・酔っ払い
などなど、なんかこう…“闇属性”ばっかり。
全員、夜の住人である。
言ってしまえば、夜の人間百景。
彼らが「オレら、冥界から来たのかもな」って冗談を飛ばすようになって、
そのうち店も料理も「おばけごはん」って呼ばれるようになったという、なんか納得できる話。

【Chapter 2:王様とおばけ】
で、都市伝説もある。
ある日、昔のフエの王様がこう思います。
「民の暮らし…見に行ってみるか」
──わかる。
やたら正義感に燃えてる回のドラマの中盤とかでよくあるやつ。
王様は身分を隠し、夜の街にひとりで出かけます。
そして、思いっきり迷子になります。
街灯もない、真っ暗な夜道。
そしてたどり着いたのが、老いた未亡人の家。
「何か食べさせてくれんかのう」
言葉のチョイスが完全にラスボスですけど、彼女は親切だった。
冷蔵庫の余り物で作ったような、色んな具材をご飯にのっけて出してくれました。
それが、Cơm Âm Phủ (コムアンフー)の元祖だったとか。
王様「う、うまい…!」
疲れと空腹でハイになった王様は、これを絶賛。

で、これがのちに伝説化し、料理も「王様が食べた庶民飯」として脚光を浴びたとか。
今は庶民の飯というより フエはもともと王宮文化が色濃く残る街。
料理の見た目を大事にするため、まるで「王宮の宴会料理を縮小コピーしたような美しさ」。
【Chapter 3:おばけごはんが公式グルメに出世】
3つ目、まさかの展開です。
あの深夜の“地獄屋台”、1930年代になると、
なんとその跡地にフランスがスタジアムを建設しちゃいます。
その名も――
「スタッド・オリンピック・ド・フエ」
(急にフランス語。)
のちに「バオロン・スタジアム」と呼ばれます。
これはバオ・ダイ王の息子・バオ・ロンにちなんだ命名。
一気に高貴感がすごい。(現在の名称はベトナム共和国(南ベトナム)成立後、ベトナム語で自由を意味するトゥーゾー(Tự Do)スタジアムと名付けられている。)
けれど、元・地獄屋台の中身は変わりません。
そう、出してるのは引き続き…
「おばけごはん」。
ギャンブラー、酔っ払い、演劇帰りの観客、
そしてテンション高めなスポーツ観戦帰りの民たち。
昼の顔と夜の顔が違う、
まるで“もう一つのフエ”の象徴になっていきます。
「公式スタジアムめし=コム・アン・フー」
まさかの昇格です。

【Chapter 4:で、実際は「王宮風の映えごはん」】
この 「おばけごはん」、ネーミングはあれだけど実はとんでもなくオシャレ。
フエはもともと王宮文化が色濃く残る街。
料理の見た目を大事にするため、
「とりあえず盛った」 というより 「きちんと美しく配置されたワンプレート飯」 になっています。
さて、レッスンではこの「Cơm Âm Phủ(おばけごはん)」を実際に作るんですが──
やることはシンプルです。
ごはん炊いて、具材切って、並べるだけ。
……なんですけど!
ここでひとつ、落とし穴があります。
この料理、盛り付けで“地獄”にも“芸術”にもなるんです。
雑に並べたら、ただの冷蔵庫の余り物。
でも、フエ魂で美しく配置すると、途端に王宮プレートに。

そう、“並べ方”ひとつで、貴族にも地獄にもなる。
だから、レッスンでは盛りつけも本気でいきます。
「これは美術の時間ですか?」ってくらい真剣にやります。
え?
「別に食べれば同じじゃない?」って?「どうせこれ混ぜるんでしょ?」って
──違うんです!!(バンッ)
このごはんは、見た目を整えてこそ“おばけ”の名にふさわしい。
もう、アートなんです。
ライス・イン・ザ・ミュージアム。
なのでレッスンでも、盛り、命。
あなたの地獄センス、爆発させてください。

【Chapter 5:思い出補正と、むか〜しむかし食べたおばけごはんの話】
現在の「Cơm Âm Phủ」はこんな感じなんですけど。

盛りつけもキレイ。色もカラフル。
ごはんはセンターで、具材が放射線状に整列。
──なんだろう。陽キャ感がすごい。
「地獄ごはん」改め「地上メシ」になってる。
でも、わたしが むか〜しフエで食べた“元祖おばけごはん”は、
こうじゃなかったんです。
全体的にこう、雑なんです。
あれはこんなシュッとした見た目じゃなかったんですよ。
でも、そこが良かった。
“雑”って、夜に効くんですよ。
しかも不思議と、テンション上がってると
「うまっ!」ってなる。
で、肝心の写真?
…ないんですよ。
いや、探しましたよ。スマホの中も、クラウドも。
でもなくて。
なんかもう「記憶にしかない」っていうのも、
逆にあの頃の夜っぽくて、いいかなって。
レッスンまでにはなんとか発掘しておきます、あの幻の一枚。
あの、地獄の底で撮ったやつをみんなにもシェアしたい──。
まとめ
- 「Cơm Âm Phủ」は直訳すると「おばけごはん」「地獄ごはん」
- 現代のおばけごはんは陽キャ化。ビジュ良すぎて、地獄成分ゼロ。昔の写真探し ベトナムのおかっての宿題。
- おばけごはんの由来は諸説あるが 深夜テンションが本気出したら、余り物が伝説になった。
- 「盛り」で決まる、おばけの品格。そこレッスンで超やります!盛りつけ、手を抜いたら一気に成仏。
- Cơm Âm Phủの話を喋りすぎて「小皿蒸し餅」と「あさりのピリ辛いため」の尺が足りなかった。とにかく他2品もフエの名脇役!お任せください、しっかりレッスンで掘り下げます。

レッスンのご案内
「ベトナムのおかって」では、代々木と津田沼 2つのアトリエでレッスンを開催中。毎月50種類以上あるメニューの中からランダムでレッスンを組んでおります。単発でお好きなメニューから受講でき初めての方でも安心してご参加出来ます。開催日などは予約カレンダーをご覧ください。
このページ内容のレッスン開催予定がない場合、4名様以上でのお申込みでグループレッスンの調整が可能です。ご希望の方はお問合せフォームからご連絡ください。

★レッスン場所詳細はご予約後にお知らせします
都内レッスン
代々木アトリエ | |||
---|---|---|---|
11:00 | 16:00 | レッスン内容 | |
04/24 (木) | 手巻き生春巻き ¥8900 | ||
04/26 (土) | 午前:手巻き生春巻き ¥8900、午後:手巻き生春巻き ¥8900 | ||
04/27 (日) | 手巻き生春巻き ¥8900 | ||
05/10 (土) | バインセオ¥9000 | ||
05/11 (日) | しじみ出汁ごはん¥9000 | ||
05/15 (木) | 豚の角煮¥8900 | ||
05/22 (木) | 満 |
グループレッスン | |
05/29 (木) | new海老フォー¥9000 | ||
05/31 (土) | 午前:new海老フォー¥9000、午後:new海老フォー¥9000 | ||
06/01 (日) | new海老フォー¥9000 | ||
06/12 (木) | 満 |
lesson No.61メニュー未定¥8900 | |
06/14 (土) | 午前:lesson No.61メニュー未定¥8900、午後:lesson No.61メニュー未定¥8900 | ||
06/15 (日) | lesson No.61メニュー未定¥8900 |
千葉レッスン
津田沼アトリエ | |||
---|---|---|---|
10:00 | 15:00 | レッスン内容 | |
04/11 (金) | 焼き肉定食 ¥8900 | ||
04/13 (日) | 満 |
午前:春の家庭料理¥9000、午後:カレーうどん¥8900 | |
04/16 (水) | バインミー ¥8900 | ||
04/19 (土) | 午前:焼き肉定食¥8900、午後:バインミー¥8900 | ||
04/28 (月) | 手巻き生春巻き ¥8900 | ||
05/01 (木) | 帆立粥¥9000 | ||
05/14 (水) | 鶏肉の生姜煮込みバインミー¥8900 | ||
05/17 (土) | 午前:ベトナムチキンカレー¥8900、午後:鶏肉の生姜煮込みバインミー¥8900 | ||
05/18 (日) | 満 |
午前:チャーカーハノイ¥9000、午後:ロールキャベツ¥8900 | |
05/19 (月) | ロールキャベツ¥8900 | ||
05/21 (水) | チャーカーハノイ¥9000 | ||
05/25 (日) | 満 |
満 |
午前:フエのまぜまぜごはん¥8900、午後:フエのまぜまぜごはん¥8900 |
05/26 (月) | シウマイバインミー¥8900 | ||
05/28 (水) | ブンボーフエ¥9000 |
ご予約お待ちしております♪